2023-04

WOM (Word of Mouth) は、顧客や消費者同士のコミュニケーションを通じて広がる情報のことを指します。一般的には口コミと訳され、SNSなどの普及によってより多くの人に影響を与えるようになりました。WOMは、広告やプロモーションなどのマーケティング手法とは異なり、消費者自身が自発的に情報を発信することから信頼性が高く、また広告費をかけずに広がることから、企業にとっては貴重なマーケティング手法の1つです。企業側は、WOMを促進するための施策を考えることが求められます。

Webマーケティングとは、インターネット上で商品やサービスを宣伝・販売するためのマーケティング手法を指します。具体的には、Webサイトの制作・運営や検索エンジン最適化(SEO)、アフィリエイト、SNS、メールマーケティング、コンテンツマーケティング、リスティング広告などが挙げられます。Web上での情報共有の機能が高まっている現代において、多くの企業がWebマーケティングを積極的に取り入れています。また、ユーザーの属性や行動履歴をデータとして蓄積することで、マーケティング効果の改善や顧客のニーズの把握にも役立ちます。

VSL (Value Selling Lifecycle) は、売り手側の視点に立った販売方法論のひとつで、製品やサービスの「価値」を中心に、顧客に焦点を当てた販売を目的としています。以下は、VSLにおける主なステップです。

ユーザーエクスペリエンス (User Experience, UX)とは、ユーザーが製品やサービスを使用する際の総合的な体験や満足度を指します。UI (User Interface) に注目するのではなく、ユーザーがその製品やサービスを使う上での感情や認知的なプロセスにも着目します。具体的には、親しみやすさ、使いやすさ、情報の整理や提示、商品購入までのプロセスのスムーズさなどが挙げられます。UXが良ければ、ユーザーが製品やサービスに満足して継続利用する可能性が高くなります。企業にとっても、競合他社との差別化やブランド価値の向上につながるため、重要な観点の一つです。

UIとは、ユーザーがデバイスやシステムとやりとりするためのインターフェースのことである。主に、画面上のレイアウトやデザイン、ボタンやアイコン、テキストなどの要素が含まれる。UIの設計が良ければ、ユーザーはスムーズに操作でき、使いやすく、使い心地が良いと感じることができる。UIの重要性は、特にデジタル製品やウェブサイトの設計において高い。UI設計には、ユーザビリティ、可用性、アクセシビリティ、視覚的デザイン、情報アーキテクチャなどの要素が含まれ、これらを考慮して、最適なUIを設計することが求められる。

UGC (User Generated Content) は、ユーザー自身が作成・共有するコンテンツのことを指します。例えば、SNS上に投稿される写真や動画、レビューサイトに投稿される口コミ、ブログ記事やフォーラムの投稿などが挙げられます。ユーザー自身が作成したコンテンツであるため、信頼性が高く、企業やブランドにとっても信頼度の向上や商品・サービスの改善につながる貴重な情報源となっています。また、UGCはソーシャルメディアマーケティングにおいても重要な役割を果たしており、ユーザーとのコミュニケーションやブランドイメージの向上、商品・サービスのプロモーションなどに活用されています。

TOFU (Top of Funnel) とは、マーケティングの分野で、購入の意思決定に至るまでの顧客の軌跡の中で最初の段階のことを指します。つまり、商品やサービスを知ったばかりの段階であり、顧客が商品やサービスに関心を持ち始めたときのステージのことを指します。主な目的は、商品やサービスについて興味を持った顧客を取り込み、顧客を興味を持たせ、顧客の関心を引くことです。具体的な手法として、ブログ記事、SNS投稿、動画コンテンツ、ランディングページなどがあります。TOFUの次のステージはMOFU（Middle of Funnel）で、最終的にBOFU（Bottom of Funnel）で販売に至ることを目指します。

SOM (Serviceable Obtainable Market) は、ある製品やサービスに対して、実際に販売できる市場の規模を指します。SOMはTAMやSAMと同じく、市場規模を分析するための指標であり、TAMやSAMがある市場において、実際に企業が獲得できる市場の大きさを評価することができます。

Serviceable Available Market（SAM）は、製品やサービスの販売において、実際にターゲットとなる市場規模のうち、企業が直接的に提供できる市場の規模を指します。つまり、TAMのうち、企業が直接的にサービス提供可能な市場規模を表しています。

TAM (Total Addressable Market)とは、ある市場において、その市場に存在する全ての顧客や需要先が購買することができる市場の最大規模のことを指します。つまり、市場において売り上げを上げるための潜在的な最大の市場規模を表す概念であり、現在の市場シェアや需要の占有率に関わらず、市場全体の大きさを把握するのに用いられます。