MQL (Marketing Qualified Lead) は、マーケティング分野におけるリードの分類の1つで、マーケティング活動によって集められた見込み顧客のうち、営業に引き渡すことができる見込み顧客を指します。MQLは、興味を持っていると思われる見込み顧客であり、マーケティングの施策によってエンゲージメントが高まっていることが多く、営業チームに引き渡すことで、更なるフォローアップを行うことができます。
具体的には、MQLと判定するための基準として、ウェブサイト上でのアクション(ダウンロードや問い合わせなど)、メールマーケティングでの反応(開封やクリックなど)、SNSでの反応(いいねやシェアなど)などがあります。MQLは、顧客獲得のためのステップの一つであり、その後、営業チームがリードの情報を基に、商談を進めていくことになります。
マーケティング活動の成果を評価する際にも、MQLの数を指標として用いることがあります。
近い言葉には、以下のようなものがあります。
- MQL (Marketing Qualified Lead) :マーケティング部門が顧客にリーチし、商品やサービスに関心を持つ見込み顧客を特定し、その購買意欲の高さに基づいて、営業部門に引き渡す前段階のリードのことを指します。
- SQL (Sales Qualified Lead):マーケティングの段階を経て、営業に引き渡される見込み客のうち、購入の意向があると見込まれるもの。MQLがさらに成熟した状態といえます。
- SAL (Sales Accepted Lead):SQLに対して、営業が受け入れた見込み客を指します。営業がこの段階で見込み客を受け入れたことで、見込み客は正式な営業対象となります。
- MQA (Marketing Qualified Account): MQLと同様、マーケティングの段階を経た見込み客ですが、企業全体を単位として扱う場合に使われることがあります。
- PQL (Product Qualified Lead) : マーケティングの段階を経た見込み客で、実際に製品やサービスを試用したことがあるため、購入につながる可能性が高いもの。
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